願望がなかなか実現しないのは何故?
恋愛についていろいろと調べ始めると、引き寄せの法則、という言葉に遭遇するでしょう。
今ではかなりメジャーな言葉なので聞いたことがある人も多いと思います。引き寄せの法則とは、潜在意識で自分の望む願望を実現すると言うものです。
私自身の経験で言うと、どうでもいい些細な妄想が次々と実現するのに、本当に叶えたいことが叶わない、ということは何度も経験しました。本当に願望を叶えるというのは難しいことです。手放すと手に入る、というのも真実だと思います。確かに、どうでもいいと思った瞬間にそれが手に入るというのはよくあることです。
ところで、
なんでも叶う
って、いわゆる矛盾です。
宇宙には秩序がある
勘違いしてはいけないのは、宇宙の重要な摂理として、序列がある、ということです。数字というのは序列ですね。
序列があるということは、矛盾しないということです。
なんでも叶うに矛盾があるのは、
例えば、あなたが嫌いな人があなたを好きだとします。あなたが嫌いな人があなたをどうしても手に入れようとする。しかしあなたはそれを受け入れることができない。
なんでも叶ってしまうとすればあなたが嫌いな人の願望も、叶ってしまうことになります。しかしあなたは断固としてそれを拒否するはずです。
だから、何でも叶うというのは、矛盾となります。
あの、教科書に載ってた盾と矛の話ですね笑
それでは、あなたの願望を叶えるにはどうすれば良いのでしょうか。
宇宙には秩序があることを理解することです。そしてその秩序とは、序列のことです。
引き寄せの法則の信者は本当に不可能は無い、と言うことを言ったりしますが、宇宙の秩序を理解せずに何でも叶うと言うのは単なる妄想です。それで願望が叶う事はないでしょう。
あなたの願望はもしかしたら、あなたが思っているのとは違う形で叶えられるかもしれません。
宇宙は、矛盾がない形であなたに願望を届けます。あなたは引き寄せの法則を学んでいるのであれば、シンプルに願望だけをイメージし具体的な手段は宇宙にお任せするよう教育されているはずです。
もしもあなたが、Aさんという人を手に入れたいのだとしたら、あなたはもしかしたらAさんではなくAさんと似た条件のBさんを手に入れることになるかもしれません。
誰であるか、というのは、到達点ではないケースが多いからです。
また、矛盾が生じていないことが条件となります。
引き寄せの法則を学んだ人であれば不可能は無い、と思われている方が多いようですが、この宇宙が秩序であることを忘れてはいけません。
それゆえにそれでなければならないという執着を手放す、あきらめが必要なのです。
手放すと願うを同時にする
さて、引き寄せの法則を発動させるには、手放しましょう、と言われます。たいていの引き寄せ本には、手放すことの重要さが説かれているはずです。あなたの願いが叶わないのは手放せていないからです、とその本には書かれているでしょう。
しかし、厳密に言うと、それは違います。
ここで私が、引き寄せの極意をお教えしましょう。
それは、手放すと同時に、願う、ということです。思い出してください。この世界は、陰と陽で作られています。
人間は、そもそも興味のない=手放しているものを引き寄せる事はありません。
思い出してください。虹が出るのはどのような条件でしょうか。晴れていて、しかも雨が降っている時です。つまり、陰と陽のバランスが取れた時なのです。
単純に手放すだけでは、願望実現の条件とはなりません。雨だけ降っていても、虹が出ないのと同じです。この世界は二元性なのです。
実は、手放すと同時に、願望が存在しなければ願いは叶いようがないのです。
これは非常に、高度なテクニックとなります。願望を持っているにもかかわらず、同時にそれを手放すと言う事ですから。この状態になれる人はなかなかいません。だからみんな苦労します。
一般的には、執着する思考の方が強いわけですから、ひたすら手放す練習をするというのも間違ってはいません。しかし、願望そのものを放棄してもいけないのです。
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